杉本由美子建築設計事務所 杉本由美子建築設計事務所
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updated: 2012年9月7日

通りがかりに見かけた建物です。一瞬、改修工事中で足場がかかっているのかなと思ったのですが、そうではありません。エアコン室外機の架台です。後付けのエアコンの室外機の置き場に困ってこんな設置方法になってしまったのだと思います。もちろん安全性は保たれていると思いますが、なんか、下を通るの怖いですね。昔は、エアコンをつけてもリビングに1台のことが多かったのですが、最近は、居室は各部屋ごとに設置することが普通になっています。ということは、外部室外機の数もかなりの数になります。マルチの室外機1台に対してエアコン数台ということもありますが、故障時の不安もあって、やはり1対1が多いです。ということは、住宅を建てるとき、設計時にきちんと室外機の位置を計画しておかないと大変なことになります。時々みかけますね。ちょっと道路にはみ出しているんじゃないのという室外機。なぜか、一番メインである玄関の庇の上にある室外機。。。。エアコンのダクトは10mくらいまでは離しても大丈夫とはいいますが、やはり効率は悪くなるようです。また、屋上がある場合、屋上に並べようと思っても法律の壁が。今、建設中の住宅ですが、3階建てでその上に屋上があります。屋上には階段室のみがでてくるのですが、これが、下階(3階)の1/8以内なら、屋上は階に算入されず、この建物は3階建てということになります。今回、確認申請を出した審査機関は、その1/8以内に、階段室だけでなく、エアコン室外機もいれて計算しろと言われたのです。おかげで、階段室をなるべく小さくしつつ室外機は2台だけ屋上に、それで1/8めいいっぱい。それ以外は他の設置場所を探すことになりました。(私は、この法の解釈、いまだに納得できていません。室外機は建築物本体ではないし、撤去や取替えで変わるものなのに)
そういえば、最近は、新築時、建設会社にエアコンを頼むと高いから、後で、量販店で自分で買ってとりつける方が結構多いそうです。確かに、量販店は安いです。でも、その場合でも、壁のスリーブ穴あけは、建設会社にやってもらっておいた方がいいです。もちろん、その分の手間代はかかりますが、お金払ってでもやってもらってください。スリーブ穴はエアコンを取り付けるまでは、キャップをかぶせてふさいでおけばいいでしょう。というのは、各所で建築相談をやっていて、結構聞くのが、量販店経由のスリーブ穴あけ屋さんが、穴あけにきたのだけれど、柱に穴あけていったとか、鉄筋切ってった。。などという相談があるのです。笑い話のようですが、それにしてもよく途中で止めずに、あけ抜いたなあ、貫通させるの大変だっただろうなあ。。

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